痛風とクエン酸
医薬品ではないので、「効果がある」とか「効きます」という言葉は使えませんけれども、痛風に良いと言われているのが「クエン酸」です。
クエン酸とは、排水口のヌメリ解消や、電気ポットの洗浄に使用するものですけれども、元々はレモンや梅干しに含まれる酸味成分で、人体にも非常に役立つ成分なのです。
中でも、「アルカリ性により、強酸性尿を弱酸性に中和する」というクエン酸の性質は、痛風の人にも喜ばしい事なのです。その理由は、尿酸というのは、尿が弱酸性であるほうが尿中に溶けやすく、体外に排泄しやすいという性質からです。その結果、尿酸値が下がって痛風の予防・解消に役立ちます。
これらは、痛風・高尿酸血症における強い酸性尿を改善し、弱酸性尿にする痛風治療薬である「ウラリット」に、主成分として「クエン酸カリウム」と「クエン酸ナトリウム」が含まれている事からも信憑性の高い情報なのです。
もちろん、ウラリットと比べたら、通常のクエン酸のほうが劣るでしょうけれども、飲んだ方が確実に良いのは確かなので、痛風が心配な人は試してみると良いでしょう。
購入はドラッグストアでOKです。日本薬局方のクエン酸500g(純度99.5%以上)が有名です(価格は1500円以下が普通)。飲み方は、1リットルのペットボトルに5gのクエン酸を溶かして「クエン酸水」を作り、水の代わりに飲むだけです。
ちなみに、どんな味かを例えるなら、「香りの無いレモン水」に近いです。